脳科学的に、子供の習い事はそろばんがおすすめ!②
- mitomidayo
- 2月5日
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脳には右脳と左脳があり、計算は左脳で行うとされています。しかしそろばんの上級者になると、数字の情報処理が右脳でも行われます。
つまり、数字を空間認識することで処理能力が高まるのです。具体的には、頭の中の数字がそろばんの珠でイメージされます。これは計算だけでなく電話番号や郵便番号など全ての数字がそろばんの珠でイメージされます。
ただし、そろばんを習っているとすぐにこうなるわけではありません。1級、2級といった上級者になるまで練習を積んでいるとこの能力が身に付くようです。逆に、そろばんの珠をイメージして情報処理が右脳で行われないと、処理能力が加速せず上級検定には合格できないようです。
以前脳トレがブームになった頃はよく「右脳を使いましょう」と言われていましたが、「左右の脳をバランスよく使いましょう」と言った方が適切かもしれません。
通常、計算は左脳で行われますが、そろばんの計算では右脳も働いていることが知られています。そろばん熟練者が計算しているところを調べると、左右の脳をバランスよく使っていたそうです。そろばんは幼児の脳の発達から高齢者の脳の機能維持まで行える理想の脳トレと言って良いかもしれません。
あるそろばんの先生が脳梗塞になり、左脳が損傷し右半身が麻痺してしまったそうです。左脳の能力が落ちて、紙に書いた計算は出来ません。ところが「読み上げ算」で頭だけで計算すると以前のように計算が出来たそうです。先生はそろばんの熟練者ですから、右脳で計算が出来るようになっていたのです。たとえ脳の機能の一部が失われても、そろばんに習熟していれば計算が出来たり、残された脳の機能をフル活用出来るとも言えるのです。

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